就活に失敗したオタク

就活にしっぱいして無職のオタクの戯言です。

どうして僕が言葉というものにこだわるのか。お姉さんについて。

どうして僕が言葉というものにこだわるか。と考えたら、やっぱりモノやコトを(多くの場合は自分自身を)相手に「正しく」伝えたいからだ。 どうしてそんな地味(とされる)ことにこだわりつづけることができたのか。と考えたら、いつだって僕の背中をおした…

樹木希林さんの死を落として返ってきたもの。

樹木希林さんが亡くなった。時事について文章まとめるのは気がひけるけれど、仕方がない。今日はかいてしまう。 List_death[0] www.1101.com きっかけはほぼ日の記事を読んだからだった。糸井重里さんが余命3年と宣告された写真家と「生きることと死ぬこと」…

「内容2 タイミング8」の会話について。

atomryu.hatenablog.com 過去にこのような記事を書いていました。あまりにコミュニケーション能力が低くなっているように感じて危険を感じ始めていたのです。そして最終的に僕は「やっぱり会話の誠実さが大切なんだ」と結論に至ります。 今の僕は、過去一年…

「季節の本質は移り変わることだと思う」について。

こんばんは。嵐が来る前に、なんとか文章を書いてしまおうかと思います。 「季節の本質は移り変わることだと思う」というつぶやきをtwitterで大学の先輩がしていた。「おいおい本質だなんて、若造になにがわかるねん」とつっかかりたくなる人がいると思うん…

心ここにあらずの会話について

先日24時間テレビがやっていましたね。番組終了をみはからったかのようなベストタイミングにみやぞんが武道館に到着し、無事に放送を終えました。僕が気になったのは、番組うんぬんではなくて、視聴者の人たちの語り方でした。 母親や、友人、職場の先輩に「…

感覚的に生きるときと、論理的に生きるときについて。

2人の人間に「僕はどういう人間ですか」という質問をしてみよう。すると一人目は「いい加減で感覚的な人間」と答えた。そして二人目は「無駄がなく論理的な人間」と答えた。さて、あなたはどう思うかな。 もしかすると、君は「人の評価なんてあてになんねー…

コミュニケーション能力の衰えをどうするか。

なるべく頭を使わない文章を書いてみる。 僕は最近になって「コミュニケーション能力が落ちてきたのかも」と僕然とした悩みを抱えていた。人と会って話をするが、どうも会話に面白みがない。くだらないジョークから人生への深い考察まで、どんなトピックを扱…

「いいなあ」ってなんだか言いづらくない?って話。

@yousuck2020 はじめまして。 中2の娘が、昨日 前澤社長の動画を見て、とても感銘を受けていました。そして、そのまま真夜中まで 夏休みの宿題作文に突入していました。よろしければご覧ください(๑˃̵ᴗ˂̵) pic.twitter.com/q6RIsJErJo — at.keron_potter (@ke…

自分ができることを他人ができないといらっとする。ことについて

「じぶんができることを他人ができないといらっとする」というのは、人間にくみこまれたプログラムじゃないでしょうか。「どうしてこんな簡単なこともできないの」と子供に怒る大人はそのいい例だろう。はやくこの事実に気づいたひとや、カンがいいひとは「…

僕を通して見たいものを見ているだけだ。

最近過去の自分がのこしたツケをあちらこちらまわりながら精算をしている。これはけっこう精神的にこたえるものだ。財布からお金をすっと抜き出すたびに「いったい俺はなにをしていたんだろう」と我にかえることになる。 僕はいま、改めて「僕はそんなよくで…

「がんばらない」ことについて。

僕はなるべく頑張らないように心がけて生きている。心がける、なんていうことは、普段なにげなく生活をしていると、つい、がんばってしまうということだ。 とても親切な読者の方は、おまえは何をがんばらないつまりなんだ。と疑問をいだいてくれるはずだろう…

大人になるにつれて「好きです」と言えなくなる。 前編

( この文章は未練タラタラな僕が過去を冷静に判断するために書いて、公開をしています。残された可能性を洗い出す作業です。思うことがあれば伝えていただけるとありがたいです。) 大人になるにつれて、「付き合ってください」のまえに「好きです」といえな…

きっぱりと「アンパンが好き」ということについて。

声を大に話すととってもいいことがある 多くのひとは欲しがっているひとに自分が持っているものをあげようとしているし、多くのひとは君がどういう性格でどう思っているかを知ると安心するようだ。 「ぼくはアンパンが大好きなんです」なんていわれたら、「…

ようやく雨が降り始めた。

雨が降り出したのを窓からかおる土のにおいで初めて知った。 ここのところ、一週間近く快晴が続いており、太陽が精力的に活動をしているのにも関わらず、その評判は芳しくなかった。彼の活動は学校の経済力がいかに貧相かを明らかにしたし、地方のインフラが…

パン屋をめぐるという名目で、初めて会う女性と、実質デートのようなことをした。 たしか、大学二年生の時だ。 僕たちは、駅の出口で初めて顔を合わせて、目的地のパン屋まで、高校の頃にドはまりしていたバンドの話をしながらお互いの人となりをちょっとず…

暑い夜に、オタクの書く話。昨日の続き。

僕にはガールフレンドはいない。誓って言うことができる。僕にはガールフレンドはいない。 高校二年生の時にアメリカのユタ州にホームステイをしたことがある。僕のホームステイ先の過程は熱心なモルモン教徒で、毎朝コーヒーを飲む代わりにレモネードを飲ん…

疲れたオタクがそれっぽい文章をかきますよ。

なんとうか、心底疲れてしまった。 こんにちは。就活に失敗したオタクことかなとです。 茨木のり子てきにいうと「もうなにものにもよりかかりたくない」し YUKIのJOYてきにいうと「YES NOどちらでもないときだってあるでしょう」なのだ いや、マジで。 ボス…

オタクショートストーリー2 スマートな別れ

「僕たち、40歳になってまだ独身だったら、潔く二人で結婚しよう」と僕は言った。 彼女は目の前に置かれたレモネードのグラスを握りしめて、輪切りにされた檸檬をプラスチック製の短いストローを使って何度も押しつぶしていた。 「さっぱり檸檬の酸味がしな…

オタクショートストーリー1 「チャーハン」

チャーハン 深夜の 3 時をまわったとき、またもや遠藤優が僕の家にやってきた。彼はスリッパをはき終えたあとに、いつもの癖でつま先を床に 3 回たたきつけた。僕はベッドの中からその音を聞いて彼の訪れを知ったのである。 「なあ、ご飯を食べさせてくれよ…

就活に失敗したオタクの新年の抱負をどうか聞いておくれ。

今週のお題「2018年の抱負」 新年の抱負は考えなくとももうこれだと決まってしまっている。自分が決めなくとも、今までの後悔した出来事を顧みると、これしかない。 「やるべきことを今すぐに行動する年にしなくてはならない」 僕は意志の弱いオタクなので、…

オタク兼厄男がiphone5からiphone8へ機種変更したというはなし。

早速だが、僕は今年本厄だ。厄男である。 24歳、無職、身なりの汚いオタクというプロフィールに「厄男」という新たなタグが加えられたわけだ。 ここは、地獄か? だれが、こんな僕を愛してくれるんだろう。 今年は厄が北風にのって運び去られるまで、部屋に…

元彼女に自転車を奪われたので奪還した話。

僕の自転車は元彼女の手によって奪われた。ある日彼女はアパートの前に待ち伏せをして僕が自転車のU字ロック式のカギを解除するのを見計らって奪い去っていったのだ。あっという間のできごとだった。あまりにもおなかが減っているときに食べるレトルトのカレ…

就活日記 その5 父の老いと僕からの提案

母や父はきっと現在僕が内々定をいただいている企業に就職を決めるものだと考えていたのだろう。少しの不安はあれどわが子が社会人の一員として来年から自立した生活を送ることを望んでいた。 僕が両親に告げた内容はこうだった。 企業には辞退の連絡をする…

就活日記 その4 大学は誰にも声をかけたりはしない

僕はかなり苦労して旧帝大というネームバリューだけは一丁前の大学に入り、それを遺憾なく発揮することなく卒業することになりそうだ。他大学の友達に来年から無職になることを告げると「え、あの大学に入ってなんで就活を失敗するんですか」とか「わざわざ…

知識をつけることは耳かきをすることに似ている。 本論

atomryu.hatenablog.com 以前このような文章を書かせてもらったが、今回はいよいよ本論に入ります。読んでいない方はぜひ一読お願いします。 僕は知識をつけたとき、頭の中でめきっめきっ、、、!と音を立てているのを聞くことができる。巨人が山道をかき分…

就活日記その3 さてさて就職活動の結果はいかに

結果は当然のように芳しくなかった。本命の会社は春と秋の両方に選考に参加し、どちらも最終選考の段階で落とされてしまった。不思議なものだ。理事のおじさん三人と談笑をし、その後健康診断を受けた末に不採用の通知が届いたのである。僕はなにかの間違い…

知識をつけることは耳かきをすることに似ている 序文

なぜあれほどまでに人は耳かきを好むのだろうか。そもそも人は耳かきをしなくても耳 垢が奥にたまらないような人体の構造をしているらしい。一定量の耳垢がたまると外へ外へと押し出すような仕組みが僕たちの耳には備わっているのである。 僕は耳かきを生ま…

就活日記 その2

僕は就活戦争の最前線で果敢に立ち向かう一人の熱心な学生として扱われた。就職活動は多くの人間が体験することだし、あるいはそうでない人もマスメディアからの情報や人付き合いのなかでだいたいこのようなものだと認識しているものである。僕と居酒屋やバ…

就活日記 その1

僕は9か月もの間就活をしていた。これは比較的長い就活だということができる。一般的な大学生は三月の企業の情報解禁を合図にぼちぼち志望業種を絞り始める。そして4月5月の二か月間に恐ろしい数のエントリーシートを書き上げて、そしてこれまた恐ろしい数の…