就活に失敗したオタク

就活にしっぱいして無職のオタクの戯言です。

2017-01-01から1年間の記事一覧

元彼女に自転車を奪われたので奪還した話。

僕の自転車は元彼女の手によって奪われた。ある日彼女はアパートの前に待ち伏せをして僕が自転車のU字ロック式のカギを解除するのを見計らって奪い去っていったのだ。あっという間のできごとだった。あまりにもおなかが減っているときに食べるレトルトのカレ…

就活日記 その5 父の老いと僕からの提案

母や父はきっと現在僕が内々定をいただいている企業に就職を決めるものだと考えていたのだろう。少しの不安はあれどわが子が社会人の一員として来年から自立した生活を送ることを望んでいた。 僕が両親に告げた内容はこうだった。 企業には辞退の連絡をする…

就活日記 その4 大学は誰にも声をかけたりはしない

僕はかなり苦労して旧帝大というネームバリューだけは一丁前の大学に入り、それを遺憾なく発揮することなく卒業することになりそうだ。他大学の友達に来年から無職になることを告げると「え、あの大学に入ってなんで就活を失敗するんですか」とか「わざわざ…

知識をつけることは耳かきをすることに似ている。 本論

atomryu.hatenablog.com 以前このような文章を書かせてもらったが、今回はいよいよ本論に入ります。読んでいない方はぜひ一読お願いします。 僕は知識をつけたとき、頭の中でめきっめきっ、、、!と音を立てているのを聞くことができる。巨人が山道をかき分…

就活日記その3 さてさて就職活動の結果はいかに

結果は当然のように芳しくなかった。本命の会社は春と秋の両方に選考に参加し、どちらも最終選考の段階で落とされてしまった。不思議なものだ。理事のおじさん三人と談笑をし、その後健康診断を受けた末に不採用の通知が届いたのである。僕はなにかの間違い…

知識をつけることは耳かきをすることに似ている 序文

なぜあれほどまでに人は耳かきを好むのだろうか。そもそも人は耳かきをしなくても耳 垢が奥にたまらないような人体の構造をしているらしい。一定量の耳垢がたまると外へ外へと押し出すような仕組みが僕たちの耳には備わっているのである。 僕は耳かきを生ま…

就活日記 その2

僕は就活戦争の最前線で果敢に立ち向かう一人の熱心な学生として扱われた。就職活動は多くの人間が体験することだし、あるいはそうでない人もマスメディアからの情報や人付き合いのなかでだいたいこのようなものだと認識しているものである。僕と居酒屋やバ…

就活日記 その1

僕は9か月もの間就活をしていた。これは比較的長い就活だということができる。一般的な大学生は三月の企業の情報解禁を合図にぼちぼち志望業種を絞り始める。そして4月5月の二か月間に恐ろしい数のエントリーシートを書き上げて、そしてこれまた恐ろしい数の…