就活に失敗したオタク

就活にしっぱいして無職のオタクの戯言です。

コミュニケーション能力の衰えをどうするか。

なるべく頭を使わない文章を書いてみる。

 

 僕は最近になって「コミュニケーション能力が落ちてきたのかも」と僕然とした悩みを抱えていた。人と会って話をするが、どうも会話に面白みがない。くだらないジョークから人生への深い考察まで、どんなトピックを扱おうとも、身が入らない。ギアを上げるべきなのか。と考えて、ちょっと声を張ってみたりじっくりと会話の内容を考えて発言してみるがどうもだめだった。一年前の僕は、誰とどんな話をしても何かしらの気づきがあったようだし、現在の自分の生活に生かすことができた。急にそれができなくなってしまったのだ。

 

 さて、なぜだろうと自室で寝転がって考えた。しかし、いっこうに答えの糸口をつかむことができない。しかし、今日、派遣のバイトに出かけてアルバイトの人たちと会話をして思ったことがある。 

 

 派遣の仕事は非常に流動的だ。突発的に現れる現場に必要な人員を送り付ける。人であれば誰だっていい。特別な知識や技術もいらない。ただ決められた時間に指定された人数の人間が現場にいれば、ことは円滑に進んでいくのだ。巨大なグループの中からランダムで人が集まるので、基本的に当日一緒に仕事をする人間は面識がない。僕たちは「初めまして」から始まって「最近現場はいってますか」とか「あの現場はわりにあわないですよ」とか当たり障りのない会話をする。ちょっと彼らの人となりがわかってきたところで、バイトは終わり、その後の人生でもう会うことがない。人との交友という点で派遣の仕事は非常に特殊だった。

 

 今日、現場で弁当を食べながら考えた。「もしかしたら、俺は繰り返される初めましてに飽きてしまったのかもしれない」そして「今まで交友のあった大切な人にまで、何も期待せずに接してしまっているかもしれない」という答えがふっと頭に思い浮かんだ。そしてどうやらそれは正しいことだ僕は思った。僕は人への興味をはなから失っているのだ。興味をもたず期待せず、ただなんとなく会話を継続させていただけなのだ。

 

 そして、今から僕はどう改めるべきかを考えた。「長い時間をかけて培った関係を大切にする」というのが僕の答えだ。「初めましての出会いを大切にする」というのも人によってはありだと思う。けれど僕にとってはそこまで大事なことじゃない。それよりも「数ある初めましての中から、関係を築くにいたった人々は他の人と比べて特別な何かがあるに違いない」と考えたい。時間をかけて培ってきた関係を、たまに薪をくべて温め、火が消えてしまわぬように保つということが必要なんじゃないかな。彼らのことが気になって仕方がなくなる。そして、自然と彼らに話しかけてしまうんじゃないだろか。きっとそれがちょうどいいのだ。

 

今日も読んでくれてありがとう。結局大事なのは相手に興味を持つことなんじゃないかなあ。また明日。