就活に失敗したオタク

就活にしっぱいして無職のオタクの戯言です。

 パン屋をめぐるという名目で、初めて会う女性と、実質デートのようなことをした。

たしか、大学二年生の時だ。

僕たちは、駅の出口で初めて顔を合わせて、目的地のパン屋まで、高校の頃にドはまりしていたバンドの話をしながらお互いの人となりをちょっとずつ示し合わせていた。

すると、僕たちには、アジカンの比較的新しい楽曲のほうが古いものより好きということや、サンボマスターのライブの最前線でモッシュダイブをしていたという共通点があることを見つけた。